ブランドロゴ許諾管理SaaS「ロゴラボ」の導入

課題
本サイトの運営主体である「大学DXアライアンス」は、地域や組織の枠を超えた連携を通じ、さらなるDXの発展を目指して活動しています。現在、大学に限らず、多くの企業や機関にもご参画いただいております。
大学DXアライアンスへの参画プロセスでは、参画後に東北大学DXナビゲーションへ参画機関のロゴマークを掲載することで、組織の枠を超えたコミュニケーションを促進し、活動を広く発信しています。
しかし、ロゴは著作権や商標権によって保護されており、機関ごとに取り扱いや掲載に関する許諾手続きが異なります。そのため、複数回のメールや電話でのやりとりが発生し、担当者の業務負担が大きいことが課題でした。

ブランドロゴ許諾管理SaaS「ロゴラボ」の活用
参画フローの効率化を検討する中で、ブランドロゴ許諾管理SaaS「ロゴラボ」を活用することで、従来の煩雑なやり取りを削減できると考えました。そこで、ロゴラボの機能を活用し、以下の2つのフォームを作成しました。
ロゴ受領フォーム
ロゴファイルやロゴ使用申請に必要な申請書類、ガイドラインを格納できます。データを格納すると、登録したメールアドレスに通知が届くため、確認漏れを防ぐことができます。


大学DXアライアンスロゴ使用申請フォーム
大学DXアライアンスで提供している以下サービスのロゴを、他機関でも使用できるよう申請できる仕組みです。申請後、登録したメールアドレスに通知が届き、本学の管理画面で承認することでロゴを提供できます。

大学DXアライアンスで提供している3つのサービス


これまでの成果
ロゴ受領フォーム
大学DXアライアンスの参加手続きフォームに本フォームを埋め込むことで、参加後に漏れなくロゴを共有できる仕組みを確立しました。2024年11月から試験運用を開始し、2025年2月時点で14機関が本フォームを通じてロゴファイルを提供しています。公開前の確認を除き、メールでのやりとりがほぼ不要となり、提供依頼から公開までの手続きを大幅に効率化できました。


大学DXアライアンスロゴ使用申請フォーム
申請から承認・提供までの流れをロゴラボ上で完結できるようになり、依頼者とのやりとりを簡略化しました。これにより、ロゴ提供の迅速化が実現しました。
今後の展望
ロゴラボの活用により、業務フロー全体の効率化だけでなく、担当者の負担削減やミス・抜け漏れの防止、さらには参画機関のブランディング保護にも寄与することができました。今後もスピーディーなロゴの掲載により、外部への情報発信を加速し、アライアンス全体のブランド価値や多様性をより一層アピールしていきます。